プロローグ.降りかかる理不尽

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 突然だが、世の中は理不尽な事が多いと思わないか?  少なくとも俺はそう思う。  だって俺の周りは理不尽なことばかり起こるのだから、まぁそう思っても仕方がない。  そりゃあ、幸せな人間もいれば不幸な人間もいるのは必然的なんだろうけどさ。  ……俺、不幸すぎやしないか?  魔力を持ってるはずなのに魔術はぜんぜん使えないし。  なのに親の勝手で魔導士専門の学園に転入させられるし。  ピンチの美少女に助けてやるって言ってんのに何故か勝負挑まれるし。  ……いや、最後のは俺が悪いんだけども。  でもアイツが理不尽な奴であることは確かだ。  ……それより、神様とやら。  いるなら答えてくださいよ。  ……俺、何かしました?
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