君の存在

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「先生!  山田ん家の住所  教えて下さい!!」 俺はさっき話したばかりの 先生を呼び止め、要件を伝えた。 全然知らないなら 知ればいいだけじゃないかっ 先生は驚いた顔をしていたけど 特に何も言わなくて、 案外あっさり山田の住所を 教えてくれた。 その後の授業も無事終えた。 (と、いってもソワソワして あまり集中できなかったけど…) 山田の家の前なう。← インターホンを人差し指で 一度押すと、 「はーい、どなた?  って、裕翔?」 久し振りに見た山田の顔。 いつもと雰囲気が違う理由は 真っ黒に染まっていた髪にあった。 一瞬誰かわからなかった。 .
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