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それからは特に縁も何も…
「中島ぁ」
無いわけなくて…
「何だよ!
わざわざ隣の隣のクラスまで
くることはないだろ!」
わざわざA組からC組まで
毎休み時間に来る始末。
用件はただひとつ。
「俺と付き合えよ」
「何回嫌だって言えば済む?」
ずっとこれの一点張り。
山田曰く、転校初日の
俺の潔(イサギヨ)さが気に入ったらしく
恋人になれって毎回毎回…
はぁ…
とんだ奴に好かれたもんだ。
「お前可愛すぎなんだよ
そのうち襲われるぞ
俺が守ってやるからさ
付き合え」
「はぁ?
何言ってんの?」
笑顔で言われても
その茶髪じゃ説得力も
何も無いわっ(風紀委員長)
だいたい俺なんかより
可愛い奴なんてそこら辺に
沢山にいるっつーの。
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