0人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ
桜が咲く頃
君に恋をした
いつも誰かに
笑顔をふりまく君の
眩しい横顔に
惹かれていった
夜の影が濃くなると
君の笑顔が浮かんでくる
切なくて恋しくて
夜空の星をなぞって
君の星座を探した
会えない時間を
指折り数えるのも
もう飽きたし
でも…会いに行けば
怖くて声も掛けられない矛盾の日々が続く
ねぇ…
想いに気付いてますか?
ねぇ…
本当は君の隣に居たい
ねぇ…
言葉にする事が
こんなに難しいなんて
昨日までは
思いもしなかった
でも伝えたい気持ちが
溢れて止まらない
好きと伝えるだけで
涙が流れるのは
君への思いが本物の証
好きと伝えるだけで
胸が痛いのは
不安が支配してるから
だけど…君が好き
桜と風は背中を押して
君の方へと誘う
別々だったふたつの影は夕日に照らされて
ひとつに重なる
最初のコメントを投稿しよう!