春の風が辺りを 湿らす頃に 君と出会ってしまった。

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キーンコーンカーコン ーいつもの鈴の音ー そしていつもと変わらない日々。 俺の名前は坪山 奨平。 いたって普通の男子高校生だ。 変わってるとこいえば 乳首が足の裏についているという至って普通な男の子。 あの人に出会うまでは… キーンコーンカーコン 友達のミッキーマウスがいつものように絡んでくる。 「おいおい。聞いたか?火星の女王が女子高にいるらしいぞ」 ふっ! 僕は思わず吹き出した。 相変わらず変わらない生活。 僕は彼女がいない… その話を笑いながら 内心は真剣に聞いていた。 狙おうか! いや!自分じゃ無理だ。 いつもそうやって 逃げる自分がいた。 よしっ。いつものようにバイトにいくか!
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