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そうちゃん。
爽芽って名前だけどわたしは
そうちゃんってよんでる。
「ざけんじゃねぇぞカス、あたしの蜜姫が困ってんじゃん」
「へーへーへー、スイマセンデシタ。今日もメイクがやまんばですね。」
「んなっ、てめっ、死ねやああ」
そうちゃんはしまったという顔で
勢いよく逃げた、れーちゃんは
そのあとを追っかけていった
毎日こんな楽しい生活
楽しい友達に囲まれて
あたしはつくづく幸せだっ
―キーンコーンカーンコーン
数学のテストが終わった
いつもよりかは、確かに
できた気がしたけど…
平均はないだろうなぁ…
わたしがため息をついていると
れいちゃんに肩
をぽんとたたかれた
「蜜姫ぃ、ごめんね!!バイトあるから先帰るわ!!」
「ぁ、うん!!がんばってね」
「蜜姫のその笑顔で頑張れる」
そういうとわたしの頭を
優しくなでて、手を降って
教室をでていった
れーちゃんを笑顔で見送り
わたしも帰ろうとしたとき
そうちゃんは
じっとわたしをみた
「…なに??」
「やまんばも帰ったし……今日遊びに行っていい??」
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