[> ツンデレ野郎

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 なんだろ凄い嬉しい  わたしはそうちゃんのことが  小学校からずっと好きだった  だった…ってか  現在進行形で今でもだいすき  でも今日に限って…  あの人がいる 「そうちゃん…ごめんね、朝…お客さん拾っちゃって…」 「ひ、拾ったの??」 「家の前に倒れてて…それで、なんか…訳がありそうだったから家にあがってもらってる」  わたしがいうとそうちゃんは  怒ったような顔をして  わたしの腕をひっぱった 「それ男??」 「え…ぅ、ん」 「男なら尚更心配だから、俺も行く」  そういってくれた  そうちゃんの顔は  いつもよりもかっこよくて  わたしの心臓わ煩く鳴った 「そうちゃん、ありがとう」  わたしの家までの道  今朝のことをそうちゃんに  最初から全部話した 「蜜姫ぃ…それさ、犯罪者とかだったらやばいよ??」 「そう…だよね、わたし馬鹿だな」  わたしがしょんぼりすると  そうちゃんは頭を撫でてくれる  顔をみると笑ってくれる  凄くほっとする笑顔だった。
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