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「あのー、自分の世界に入ってるとこ悪いんだけどさ、悠莉の携帯さっきから鳴ってるよ。」
はい。
呆れながら声をかけてきた、この人は、私の大学からの友達の篠崎瑛奈です。
見た目はねー、くーるびゅーてぃーってやつ?
黙ってれば美人。
喋ると、天然を通り越してボケてる。
「あー、ありがと。んっ?くまから電話だあ。めんどくさいから後でかけ直す。それより!!瑛奈!!買い物行こー。」
そのまま携帯放置します。めんどくさいから。
「えっ?熊谷くんいいの?」
「いいのいいの。どうせ暇だからかけてきただけだろうし。私はいま瑛奈といるから後でいーんだよ。」
「いいなら良いけどさあ。」
「さっ!!買い物行こー。」
瑛奈は若干不安そうだが、私は気にしない。
因みに、熊谷は大学のクラスメートってやつ。
熊谷司っていいます。
見た目は……そのうちね。
とりあえず、自分勝手なやつ。
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