病院にて(仮

2/2
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
君の名前は―― 白衣の男が小柄な少女に問う。 ―――月島雫サン? 「………違う、俺は明。」 「篠宮明。」 少女は外見からは到底想像出来ないキツい声で答えた。 「そうですか。女の方ですよね?」 「他になにに見える?」 「まぁ見えませんね…一応確認というやつです。気を悪くさせたならすみません。」 医者はサラサラと―あれはカルテと言うのだろうか―に何かを書いていく。 「あなたと雫さん以外にも誰か居たりしますか?」
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!