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体が酔いそうな感覚を強いられて転移を終わる前に胃の中身が逆流しそうだったのは内緒で。
戦場に行きたくないっていう気持ちと、ここを速く抜け出したいという気持ちが半々だった。だが潜ってしまったら其所に着くのは当たり前で……。
……あぁ、着いちまったよ。
もう止めて……
物思いに浸ってる内にも……
うぉぉぉおい!
横でヤバイほどの魔法がどっかんと。
砂煙とか痛いっす。
「やっと増援が来たか!!速くこっちに来い。そんな場所に突っ立ってるとアイツらに蜂の巣にされるぞ!」
部隊長らしき人物が俺たちに向かって怒声をあげる。
ん。怒声じゃねぇか。
こんな場所じゃ大声張上げないと聞こえないしな。
各々、魔法を使用し、魔法防壁の建っている場所へと急いだ。俺も勿論そうしましたよ。
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