冒険の始まり

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―射て!ファイアーボールっ!!」 「ぷぎゃぁぁぁ!!」 「もぅっ!#だから突撃しないでって言ってるのッ!#」 「うにゅぅっ…!;」 「スライムはボクがやっつけるから月ちゃんは見ててっ!#」 「はい…;すみません…;」 「…ふぅ…焔よ敵を射てっ!ファイアーボール!焔よ!焔よっ………… 『(!)ファイアーボールの球数が2つに増えました』 『雪華はレベルアップ!』 『月はレベルアップ!』 …球数が増えた?どれだけ放ったんだろ?; それよりレベルアップだねっ! 「やったね月ちゃん♪レベルアップだよっ♪」 「…つまんない。」 「…え?」 「折角のロープレワールドなのにお兄ちゃんばっかり!#わたしも戦いたいっ!!#」 「…我が儘言わないのッ!死んだらどうするの!?いくら蘇生魔法や蘇生アイテムがある世界だからって限度はあるんだよ!?#それにまだボクはレイズデットもリレイズも使えないし!!」 「ライフボトルがあるじゃない!#」 「だからって命を無駄にしないでっ!#『命は大事に』だよっ!#」 「ふーんだ!#ならわたし一人でいくもんねっ!#」 「死ぬ気なの!?#ボクから離れないで!!#」 「怒鳴るお兄ちゃんなんて大ッ嫌いッ!!#じゃあねっ!!#」 「あっそ!#なら勝手にしてよ!#」 ―L side― オイオイ;いきなり足並みが乱れてるぞこの兄妹; 今までの二心同体も二心別体になったらこんなものか…; 仕方ない…このまま二人に死なれたらお話しを戻せなくなるし、どうにかしないとなぁ…。 ―雪華side― ふんっ!#月ちゃんなんて…月ちゃんなんて知らないんだから…っ!#(涙目) ボクは今、一人で森に入ってる、魔物は発見次第遠距離から魔法攻撃、隠れて狙撃するのは魔法職と言うより狩人やガンマンみたいだけど。 「ライトニング!」 「ギャンッ!」 『雪華はレベルアップ!』 『雪華はアイシクルを習得した!!』 「…月ちゃん…。」
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