冒険の始まり

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―月side― お兄ちゃんなんて知らない…大嫌い…顔も見たくない…(涙目) わたしは敵を見つけては突撃・瞬殺を繰り返してた。 やっぱりRPGは自分で敵を倒さないとね…でも…何でかな?楽しくない…。 「幻竜拳ッ!」 「ギャワンッ!」 「迫撃掌ッ!」 「ぷにぃぃぃ…。」 『月はレベルアップ!!』 『連牙弾を習得した!』 「・・・お兄ちゃん・・・お兄ちゃん・・・ひっく・・・お兄ちゃぁぁん・・・ごべんなざぁぁい・・・!」 ―L side― あー…月って案外ツンデレ系ブラコンだったのかな?; あーもぅ泣き止んでっ! 作者権限で宝箱あげるからっ! 「ふぇ…?宝箱…??紙切れだ…。」 『月へ この中身の装備とアイテムあげるから元気出せやコラ。べっ別にアンタの為にやるんじゃないからなっ!?死なれたら困るからやるだけだっ!//勘違いすんなよ!?//by.L』 「??」 ―月side― 何だかわかんないけどわたし宛の宝箱(?)みたい、開けると中には『お花の髪飾り』と一緒に『ワープ玉』『集合玉』…それと大好物の『チョコレートプリン』が入ってた。 「わぁ…♪チョコレートプリンだぁ…♪あむっ♪…んぅ~♪幸せぇ…💕」 チョコレートプリンを食べたら元気が出てきたっ♪ …お兄ちゃんに謝らないと…たぶん神様が見かねて助け船を出してくれたんだね…。 わたしはお花の髪飾りを装備した後、集合玉を使ってお兄ちゃんの元へ跳んだ―――
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