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しばらく歩くと反応が強くなってきた…!
そして、また別の広い空間に出ると、そこには薄茶色の髪色でツインテールの女の子が居たんだ。
…彼女は…『フラワー』としての記憶にあるシャルルちゃんだ…!やっぱり完全に女の子だから智秋君とは別人みたいに見えるなぁ…
後…何でかな?凄くこっちを睨んでる気が…?
「…ふら…わ…だめ…。」
「え…?」
シャルルちゃんはボクを、涙で濡れた瞳で睨んみながら…か細い声でそう言った…。
「なんで…?シャルルちゃん…??」
「…いい…から…逃げな…さい…っ!…この…バカッ…!!」
「むぅ~!#バカだなんていくら幼なじみでも失礼だよ!?#」
シャルルちゃんの言葉に月ちゃんが怒って詰め寄ったんだ、そしたら…!
「私に近づくなぁぁぁっ!!」
ヒュンッ!
「うにゅっ!?;」
シャルルちゃんはいきなり左手に持つ円状の武器で攻撃してきたんだ…!!
「はぁ…!はぁ…!…フラワー…ルナ…!良いから逃げなさい…!死にたくなかったらね…!!」
「なんでなの!?」
「良いから逃げてっ…!」
シャルルちゃんはもう涙声だった…
でも…
「理由を聞かずに女の子を置いてなんか行けないっ!!」
「…!」
「そうだよ!わたし逹を知ってるなら『この世界のお兄ちゃん』と『わたし』の知り合いなんでしょ!?ほっとける訳ないじゃない!」
「本当に…アンタ逹はお人好しね…私はアンタ逹とは…う…うぁぁぁぁ!!」
「「!?」」
シャルルちゃんが頭を抱えて踞ると、なんと髪がほどけて紅蓮に…そして身体が大きくなったんだ…!!
そして、空間が硝子の様に割れて崩れた…!!
気づくと周りは特殊な空間で閉鎖されていた…!!
そして、紅蓮の髪になったシャルルちゃんは剣と円状の武器を構えて、右手の剣の切っ先をこっちに向けてきた!!
「…覚悟しろ!」
「その声…智秋…君…?」
「…。」
「お兄ちゃんっ!」
「ハァッ!!」
「えいっ!」
「月ちゃんっ!」
そしてシャルルちゃん…智秋君(?)はボクに斬りかかって来た!
そこに月ちゃんが割り込んで拳で受け止めた!
気を取り戻したボクは月ちゃんにエンチャントをかける!
「堅牢なる加護を!バリアー!更なる力を!シャープネス!!」
「うにゅにゅ~…てぇぇいっ!!」
「チッ。魔神剣ッ!」
「幻竜拳ッ!」
智秋君が放った剣撃を月ちゃんは拳で相殺した!
「秋沙雨ッ!」
「連牙弾ッ!」
智秋君(?)の連突を月ちゃんは足でいなした!
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