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『クッ…冗談で言ったのに…どうしてこうなった…。』
『あぁ…オレは…雪華を…守ると約束したのに…。』
『私も不甲斐ないな…。』
『わたしも…誰も守れなかった…。』
『皆…ボク逹これから…どうなるのかな…?』
『…分かりません…ただ…ワタシ逹は死んではいない…そんな気はします…。』
『…ん…。』(コクン)
『あ…だんだん意識が…イヤダ…皆と離れたくな――――――――
「いやぁぁぁっ!!」
ゴッ!
「「ふにぃっ!」」
「「~っ!」」
「もぅっ!いきなり飛び起きないでよねお兄ちゃんっ!#」
「ご…ごめんね…。」
「…それよりどうしたの?怖い夢でも見―
ほぇ?ここどこ??」
「えっ…?」
「あ…れ…?なんで…お兄ちゃんが…目の前に…?」
「…そっ…そう言えば…!なんで月ちゃんが目の前にっ!?」
「それもそうだけどここはどこ!?」
ボクが周りを見渡すと、そこは木とレンガを組み合わせた洋風な建物の一室みたいだとわかった。
そして目の前の月ちゃんの服装、それは、智秋お姉ちゃんがよくやってる「RPG」ってゲームのよくある村人の服装だったんだ…、ボクの服は多分寝間着なのかな??質素な服だった。
「…あはは…;もしかして夢?;月ちゃんが目の前に居るし;」
「だっ…だよねぇ~;夢だよね;」
…って月ちゃんと苦笑いしあってたら、木で出来た扉が「キィィ~」と小気味のいい音を立てて開いた。
「フラワー!いつまで寝てるの!?ルナも起こしに行って帰ってこないし…。」
「ふらわー?」
「るな?」
「…二人して何寝ぼけてるんですか!今日は『成人の儀』でしすよ!全く…一番楽しみにしてたのはフラワーでしょ!」
「「成人の儀??」」
「…はぁ…;とにかく、村長様がお呼びです;すぐに支度していきなさい;」
「はっ…はい…?」
…え?え?何これ?リアル過ぎるでしょ?;
混乱する中、用意されたパン(とろけたチーズが乗ってるの♪)を食べた瞬間、この世界の事を理解したんだ…!
ここは平行世界だとゆう事、ボクはこの世界では『フラワー』という名の人物だったと言う事、それと沢山の魔法の知識も…。
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