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ジョブも決まり、初期装備も貰ったボク逹は、村の人逹に別れを告げ、一番近くの街を目指して歩き始めた。
「へぇ…のどかで良いところだねぇ…。」
「うん、空気も良いし暖かいし♪」
「でも…こうゆうRPGみたいな世界で、RPGみたいなジョブがあるって事は―
『プルルン!!』
―ほらね。」
「あれはスライムだね、レベルは1、初心者向けの魔物だよ、でも―」
「先制あるのみっ!はぁぁっ!」
「ストップ月ちゃんッ!」
グチュッ!
「ぷるるーん♪」
「いやぁ~;まとわりつかないでぇ~;」
「…物理攻撃に耐性があり、女性の場合絡み付いてくるので注意…なんだけど…;はぁ…;だからストップって言ったのに…;」
「プルプル~ン♪」
「いやぁ~!;助けておにいちゃ~ん!;」
「はぁ…焔よ、玉となりて敵を射て、ファイアーボール!」
「ぷぎゃぁぁぁ!!」
あはっ♪ボクが記憶にあった詠唱をしたら、ホントに火の玉が現れてスライムを焼き払った♪凄い凄いっ♪ホントに魔法を使えるんだ♪
「うぇ~;ベトベトだよぉ…;」
「全く…;洗濯玉っ!」
「ひゃっ!;冷たぁい!でも気持ちぃ♪」
「初戦からそんな調子で大丈夫?;」
「だっ!大丈夫だもんっ!//それにいざとなったらお兄ちゃんが居るし…//」
スライムを倒したのは良いけど、ベトベトになってしまった月ちゃんに洗浄アイテムを使う、初めて使うアイテムが『洗濯玉』って…;
とにかく、洗濯をしたボク逹は、再び歩き出した。
「月ちゃん…;『ルナちゃん』だった時もそうみたいだけど、敵に突撃し過ぎだと思うなぁ…;ボク心配だよ…?」
「ごめんねお兄ちゃん…。」
[元の世界とは勝手が違うみたいだね…先制して『はい終わり♪』とは行かないかぁ…。]
「ん…?何?ブツブツと…。」
「あっううん♪それじゃ初めての敵の時はお兄ちゃんに支援してもらってから突撃するね♪」
「Σいや全部突撃は無しだよ!?;」
「あははっ♪それはお断りします♪」
「むぅ…ボクがビショップだからって油断してない??」
「そんなことないよぉ♪」
ボクの心配をスルーする月ちゃん…そうこうしてたらまたスライムが…!しかも今度は複数っ…!!
『ぷるん!ぷるるーん!!』
「言ってる側からまたスライムっ!!月ちゃんは下がっ―
「幻竜拳っ!!」
「ぷにゃぁぁぁ!!ぷしゅるるる…!#」
「一発じゃ無理かな!?幻竜拳ッ!!」
「ぷにぃぃぃ!#」
「ふぇっ!?」
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