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さとり自身の家であるこの地霊殿は大変広い。客間が十部屋以上あり中々立派な設備も揃っている。さとりは客間の一室にあるベッドに人間を寝かしペットに着替えと毛布と湯たんぽを手配させる。医者にも見てもらったが人間の身体は全身打ち身だが奇跡的に頭と内臓には異常はなかったそうだ。
ふぅ、と安堵してさとりは眠りについたままの人間の傍にある椅子に腰掛け、首を傾げる。何故自分はこの人間の様態が無事と聞いて安堵したのだろう。何故かというのはよく分からないが、ペットにするつもりだからと言い訳をして彼女は瞳を閉じた。
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