登場人物と脚本の言葉

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三村果穂(みむら かほ) 十七歳 高三。美術部。本作中最も成績が悪い。しかしそれを理解しているがために馬鹿な発言は一切しない。智に優れない分、仁に優れている。男女問わず優しい。少し幼稚な面がある。騙されやすい。史上最も鈍感で、最も天然な女。 毛利元就(もうり もとなり) 三十歳 教員。担当科目は社会。「ならいい」が口癖。とても集中力が高く、人の長短を見抜くことが得意。浦上の性格とそれ故の結果も見抜いていた。人を信じること、自分の力で成し遂げることの二つが生徒にとって最も大切なことだと想っている。放送もやること。史上最も他人を信用し最も我慢強い男。 坂本龍馬(さかもと りょうま) 三十三歳 幕末の英雄。高知県出身。千葉定吉の道場で剣道を学んで免許皆伝(達人の証)を取得。当時対立していた薩摩藩と長州藩を自身の巧みな弁舌によって同盟させた明治維新最大級の功労者であり「富国強兵」の基礎である「船中八策」を練った。初代龍馬は宇喜多が一人二役で演じた。史上最も偉く、最も多くの嘘を吐いた男。 陶晴賢(すえ はるかた) 七年前の年齢は四十歳。「こら」や「それじゃあな」などの口癖から「コラショ」「ソレンジャー」などとあだ名される。炭酸飲料の「スエコーラ」「ソレジャーエール」清涼飲料水の「や~いお茶」「午前の玄米茶」を校内で発売して大ヒット。現在中窪高校の若き校長。初代陶は作者が照明のブースでマイクを用い、声のみで演じた。史上最も晴れていて最も賢い人。 山中幸太郎(やまなか こうたろう) 七年前の年齢は十歳。超轟音鳴動大戦砲を発明し、露西亜のバカチック艦隊を打ち破る。その発明品のアイディアは、水鉄砲だったと伝わる。十八歳の若さで自衛隊海軍中将の座に居座る。初代山中は陶同様に作者が演じた。史上最も幸せで最も謎めいた男。
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