出来ないと言うこと

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出来ないと言うこと

 「出来ない!」  「出来なかった。」 はたして本当にそうだろうか。  鬼はあるドラマを見て衝撃を受けた。 「出来ないって言うのは「やりたくない」の言い訳だ!!」 実にその通りだった。  忙しくて出来ない。もしくは出来なかった。 本当にそうだろうか? 人間は生まれて来てから出来なかったことをいくつも可能にしてきた。 呼吸し、笑い、泣き、怒り、手足を動かし、言葉を理解し、会話し、文字を覚え、読み書き計算。 めざましい進歩だ。 そのどれも努力無しでは出来ない。 これほど多くの奇跡を起こし続けてきた我々に出来ないことなど本当にあるのか? 出来ないと諦めていたら飛行機もロケットも無かっただろう。 「出来ないかもしれないけどやって見よう」と思うからこそ今の文明が存在するのだ。  人間やって出来ないことなど存在しないのだ。 努力することが嫌なだけなのだ。 怠けの心なのだ。  やりたくないからやらないのだ。  手足の不自由な人が生きることを諦めただろうか?  目の不自由な人が外出を諦めただろうか?  耳の不自由な人が会話を諦めただろうか?  健全な体を持つ我々が諦めてはいけない。  再度認識しよう。 「出来ないとはやりたくないの言い訳なのだ」と言うこと。 何事もやってやれ無いことなど無いのだと言うこと。 老若男女問わずやってやれ無いことはない。
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