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- K (回想) 春休み5日前の金曜日。 俺は職員室の担任の前に立った。 「亀梨、どうした??」 『これ。』 俺は紙を机の上に置いた。 「これ、休学届けか??」 『はい。』 「もしかして...。」 俺は真っ直ぐと担任を見た。 『ずっと、迷ってたことがあって。でも、決めた。』 「受けるのか??」 俺は頷いた。 「そっか。」 『退学しようかと思ったけど、少し考えてからと思って。』 そう言うと担任は頷いていた。 「このことは、誰かに伝えたのか??」 『誰にも言ってない。だから、何か聞かれても誤魔化しといてください。』 俺はそう言って職員室を出た。 それから俺はバスで、家に帰った。 『ただいま。』 「あ、和也。」 リビングでそう言うと、母さんはキッチンから出てきた。 「珍しいわね、こんな時間に。」 『ちょっと話があって。』 「そう。」 『門限もあるから、夕食食べてってもいい??』 そう聞くと母さんは微笑んだ。 「もちろんよ。」 そう言って母さんは再びキッチンに向かった。 それから30分後、テーブルに料理が並べられ、母さんと食事をした。 それからしばらく家で寛いだ。 そしてバスの時間が迫り、俺は玄関に向かった。 『母さん。』 「なに??」 『俺、受けることにした。』 そう言って靴を履き、俺は母さんを見た。 『手術、受けるから。』 「和也。」 『病院に連絡入れといて。』 そう言うと母さんは泣きそうになりながら、頷いた。 (回想終了)
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