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久しぶりに寮で朝を迎え、俺は着替えを済ませた。
そしてゆっくりと歩き、ドアを開けて食堂に向かった。
食堂に着くと人が賑わい、キョロキョロしていると、肩を叩かれた。
『聖。』
『こっち。』
そう言うと聖に腕を引かれて、あっという間にぴぃたちの所へ着いた。
『用意しといたから、食べろ。』
そう言って上田は食事を始めた。
『さんきゅ。』
俺はそう言って食事を始めた。
それからも、片付けや用意も手伝ってくれて、俺はみんなに助けられた。
学校では、階段もあって大変だが、手すりを使えば何とか行けて、時間も間に合いひと安心した。
授業だって奇跡的に、利き手ではない方に麻痺が残り、支障はほぼ無かった。
そんなこんなで授業は無事に全て終わり、俺はゆっくりと下校をした。
学校の近くからバスに乗り、しばらくするとかずも乗ってきた。
『かず。』
『お疲れ様。』
そう言ってかずは隣に座った。
それから俺たちは、話をしながら終点までバスに乗っていた。
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