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寮に着くと、すぐに部屋に入り、着替えた。
それから中丸の部屋に向かい、中丸を自分の部屋に連れていった。
しばらくすると、聖と共に赤西たちが部屋に戻ってきて、中丸と俺と聖は手当てをした。
俺は錦戸の手当てを完了させて、片付けをすると他もやり始めた。
それから、聖たちと山下たちが部屋を出て、赤西と二人きりになった。
しばらくはお互い黙っていたが、俺は沈黙を破るように口を開いた。
『...あいつ、誰だよ。』
そう言って赤西は俺を見ずに口を開いた。
『黒木。中学の時に絡まれてからの付き合い。』
『仲、良いのか??』
そう言うと赤西は首を横に振った。
『だろうな。』
そう言って俺はベッドに座った。
『詳しくは聞かないし、興味もない。』
そう言って寝転がった。
それから俺らは、互いに話さなかった。
夕食の時間になり、俺は聖たちと一緒に食べた。
『怪我、大丈夫か??』
聖はいつもより心配そうな顔をしていた。
『大丈夫だよ。』
そう言って俺は食事を済ませた。
それから部屋に戻り、赤西と目は合ったが、話はせずに眠りについた。
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