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- K 部屋を出て俺は、急いで中丸の部屋のドアを何度も叩いた。 何度か続けるとドアが開き、俺は胸を押さえながら倒れ掛かった。 『かめ!?』 中丸はそう言いながら、受け止めてくれた。 そして中に入れてくれて、俺の口にスプレーを当ててくれた。 しばらくすると、俺は少し落ち着きを取り戻した。 『中丸、悪い。』 『気にすんな。』 そう言って中丸は俺をベッドに寝かせてくれた。 『まだ、苦しいか??』 『だいぶマシになった。』 そう言いながら、俺は呼吸を整えた。 『今日は、ここに居るだろ??』 中丸の問いかけに俺は頷いた。 『ご飯は??』 『いらない。』 『わかった。じゃあ、寝ろ。』 そう言われて俺は、少し笑った。 『今日の中丸、逞しい。』 『いいから、寝ろ。』 そう言って中丸は布団を掛けてくれた。 それからしばらく経って、遠退く意識に、中丸の声が聞こえた。 『ゆいちゃんが今日、言ってたぞ。もう黙ってられないって。我慢の限界に到達してるってよ。』 その言葉に俺は言葉を発したかったが、眠りについてしまった。
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