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部屋が静かになって、俺は振り向いた。 『なぁ、亀梨。』 『なんだよ。』 亀梨は俺を見なかった。 『知ってたのか??俺があの山小屋に毎年行ってたのを。』 『俺はクリスマスの次の日に行ったからな。』 そう言われて俺は少し笑った。 すると、亀梨は起き上がって俺を見た。 『赤西こそ、山小屋に来たりして、いいのかよ。』 それを聞かれて、俺は目を見開いた。 『亀梨、お前。』 『俺はそういうのは、嫌。』 亀梨の目はまっすぐだった。 俺が知っている亀梨の目だった。 『正直言って、大丈夫かなんて分かんない。でも、行かないとって思う。』 『どういう意味だよ。』 俺は一瞬、言おうか迷った。 けれど、勢いに任せて俺は口を開いた。 『あそこが亀梨との親友を誓った場所で破ったのもそこだから。』 俺の言葉に亀梨はクスッと笑った。 『なんだよ。』 『お前って昔から、能天気つうか、自由奔放だよな。』 そう言って亀梨はもう一度、寝転がった。 『なんだよ、それ。』 それから俺も、ベッドに入り目を瞑って眠りについた。
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