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さすがに、経験のない私でも分かる!!
これは…この声って!!
どうやら、この先の扉の向こうから聞こえてくるみたい…!
『んっ…イイッ!』
“出て行かなきゃ!”って、焦るのに動いてくれない私の足。
「大雅っ、ンッ!
お願いっ……もうっ…!!
欲しいの。来て…?」
ギャーーー!!
大ピーンチ!!!
マズイ!このままじゃ、非常―にマズイ!!!!
そんな私の想いに逆らう様に動いてくれない足;
「あー、ったく。
あんたさ、イマイチ燃えないんだよね。」
突然、聞こえてきた男の人の声…
低く響く声が…なんか艶っぽい
「……えっ?」
「わざとらしく声出すのやめろよな。
萎える。」
「…そ、そんなつもりじゃっ!」
「あー、もういい。今日は帰れ。」
「んもう、そんな事…言わないで?
もう一回、初めからっ…!ねっ?」
「さっさと帰れ。」
「大雅っ…!!?」
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