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「わたし！
松浦友香と申します。あなたに…いや、あなたのお父様に買って頂きました！」
「はぁ？
オヤジの愛人って事!?いや～親父にこんな趣味があったなんてな。」
「違います!!!!
あの……ってか、あなたは何も知らないんですか？」
「何を？」
「そのっ…私とのっ……」
「何だよ！
ハッキリ言えよ!!」
そんなにハッキリ言えと言うなら…
言ってやるわよ！
「私！
あなたの花嫁になる為に買われました!!!!」
「・・・・・・・」
「あのっ……？」
完全に動きが止まった性格サイアク男。
「はぁぁぁぁぁ!!!??」
そう言葉に出すまでにかなりの時間がかかった。
「でも、あんなにきれいな彼女さんがいるなら
そうハッキリおっしゃるべきです！」
「アイツは彼女じゃない！
さっきのヤツ、既婚者だから。」
「はい～？
でも、ああいう行為ってっ！///」
「単なるヒマ潰し。
悪いのは俺だけじゃねーぞ。アイツから誘ってくるんだから。」
「ひどい！！何それ、最悪!!」
「…とにかく、親父んとこに行くぞ。」
「臨むところです！」
そう言うと、性格サイアク男は私の腕を掴んで、外へと引っ張って行った。
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