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おじさんの息子さんって言うから、少し…ほんのちょっとだけ期待してたのに…
んもう、本当にサイアク!
彼女でもない女の人とあんな事しておいて、
“暇つぶし”だなんて!!
ぐいぐいと引っ張られて、さっき見た輝く扉の前に来ていた私。
「親父、入るぞ。」
そう言って、扉を開けた。
「何だ、大雅か。
ノックぐらい出来ないものかね。」
おじさんは、私と話していた時よりも、顔つきが厳しかった。
「どういう事だ!!コイツを買ったって。
親父がどんな趣味でも俺には関係ねー!俺を勝手に巻き込むな!!!!」
「友香ちゃんは、お前の花嫁だ。
これは、決定事項だ。」
「はぁ!?勝手に決めてんじゃねー!
結婚なんて、する訳ねーだろ!?
俺は、特定の女は作らねーポリシーなんだよ!!」
「自分の行動を少しは反省しろ!
お前にみたいな奴には、友香ちゃんの様に素直で真面目で
まっすぐな心を持った人が良いんだ。」
「ふざけんな!!」
「お前は西園寺グループの跡取りなんだぞ!
本当に愛せる誰かを見つけるべきだ!!
それは、きっとお前の力になるハズだ!!」
「うるせー!
俺の人生は俺が決める。」
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