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「……倒産っ!!?」
一瞬で頭は真っ白になったけど、自分から聞いた手前
動揺する気持ちを必死で飲み込んだ。
「…残念ながら、本当だ。」
「それじゃ…うち、借金が…？」
「ああ。３億近くになってしまって…」
「さ、３億って…!!?」
口にはしてみたけれど、実際、莫大な金額すぎて
それがどういうお金なのか…
全く想像もつかないのが現実。
ただ、ものすごく多額な借金である事はちゃんと分かった。
「でも………いや、何でもない。」
何かを言いかけて、口を閉ざすパパ。
「でも…何？」
「いいや。何でもないんだ。」
「何？ちゃんと話すっていってくれたじゃん!!」
「いや、しかし…」
「パパ!!!!」
問いただす事をあきらめない私の姿をみてパパは大きくため息を吐いた。
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