出会いは突然に…

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3億… 想像もつかない借金を背負って、本当に家族みんなで仲良く生活していけるの? でも、知らない誰かに私は…… それは怖い。 でもっ…… 私の頭の中は、ぐちゃぐちゃで何一つ整理しきれなかった。 ―その夜 「はぁ……全然、眠れない。 もうこんな時間なのに!」 私がどこかに売られてしまえば、パパもママも幸せになれる…? でも、私…何をさせられるんだろう… 「あぁ!!んもう! 頭がごちゃごちゃ!水でも飲もう…」 私は2階にある自分の部屋を出て、下の階に降りた。 「あれ…電気ついてる…」 しかも、話し声が聞こえてくる。 「やっぱり、駄目だ。 友香を渡すなんて出来ない!」 「そうね…ゼロからやり直しましょう。」 「明日の朝、秘書の方が来たら…ちゃんと言おう。」 「…ええ。ちゃんと…断りましょう。」 「友香一人に苦労させるわけにはいかない!」 「ええ… 会社も家も…全て無くしても……」 .
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