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人里離れた森の近くに造られた墓地に男の悲鳴がこだました。三人の男達は悲鳴をあげながら全速力で墓石と墓石の間の通路を走り逃げていた。
その後ろから青白く猛獣と思しき物体が三人の男達を追いまわしている。
「何なんだよあれは?!」
「俺に聞くな!」
「待ってくれ、おいてかないでくれよー!」
一番後ろで逃げていた小太りの男は石に躓き転んでしまった。
走っている男達は後ろを振り返る事が出来なく悲鳴を聞きながらなおも走りつづけた。
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