第15話 ある日の日常……?

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食堂に残されたのは、遠夜ただ1人。 正しく言えば、"食事受取場"の奥のキッチンにオーナーがいるがーーー。 食器を洗う音だけが食堂の中に響く。 なぜだが自然にため息が出てくる。 ーーーとりあえず、プレートだけ戻してこようか……。 机に両手をついて立ち上がり、プレートを持って"食事受取場"へ行き、プレートを置いた。 「オーナー?ごちそうさまでした」 「……おー」 遅れてオーナーから返事が返ってきた。 食堂内にある掛け時計を見てみると、時刻はピッタリ11時半だった。 何もすることが思い付かないまま、遠夜は2階の仮眠室の隣ある"個別室"へ向かうことにした。
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