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個別室へやって来た遠夜。
見る限り、今は誰にも利用されていないようだ。
小さな部屋だが、しっかりと整頓されているのが分かる。
特にすることがないので、遠夜はベッドに腰掛けて、そのまま寝転がった。
ーーー暇……だな。
何もすることがないんだよな……。
天井を見つめ、息をつくようなため息をつく。
そこで、遠夜はふと"あること"を思いついた。
ーーー最近本部にしか出入りしてなかったから、俺の住んでたアパート……今はどうなってんのかな……。
ゆっくりと起き上がり、頭の中でどうしようか再び考える遠夜。
本部にいても、"夜"にならなければ、遠夜は復讐代行者として依頼を実行しに行くことが出来ない。
念のため拳銃を持っていることを確認し、アパートへと向かった。
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