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『目指していた真の画家の姿…』
(09年01月30日作)
「うまいね~」「上手ね~」…幼い時から言われてきた事。
「絵の才能あるわね」「きっと血筋だね」…なんて事もよく言われてきた。
確かに幼い(保育園)頃の俺は、その周りの人に誉められる喜びだけで絵を書いていた…
「見て!見て!何だか分かる?」と自分の描いた絵が何か当ててもらったり
小学低学年の時は…
友達に「これ描いて!」と頼まれた物の絵を描いたりもした
それが俺の唯一のコミュニケーション手段でもあった。
しかし絵を書いて誉められるのは幼い時までだった。。
絵が勉強になり…
絵に点数が付けられる事で俺の絵は変わった。
評価される場に出す事もなくなり…。
そう、皆には落書きと言われた
教科書やノートの空白に描き巡らされた絵だけの物語…
決して評価される事のない自分だけの…
自由な絵に変わりつつあった…。(中学時代)
しかし、それで満足なのか
それで良いのか悪いのか自分すら分からない…。
そんな色んな事を考えている中で再び…
人に評価される絵を描く様に成った。
人に評価される為の絵…それとは別に自分の本能のままに自由に描いた絵もまた評価される場へ出した…
人は言ったその結果に対して。
それでも俺は気にしなくなっていた。
人の評価など問題では無い!
そう、そう思うようになったのは高3になったくらいかな?
「絵うまいね」と言われるのも嬉しくない訳ではない…
だが…ただ黙って見くれたり、「いい絵だ!」や「その絵が欲しい」その一言が一番嬉しい。
うまい絵を描く無名の画家はいっぱい居る…
有名になった名前(サイン)だけで売れる絵もある…
俺は、うまい絵を描く画家には成れなくていい!
コンクールで金賞を目指す必要もない!
名前で売れる画家には成りたくないんだ…
ただ一言『その絵が好き(欲しい)』そう言われる画家に成りたい。
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