Not at all

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エアリアは夜中にいつものように起きた。 「またあの夢…」 一人そう呟いた。 ふいに立ち上がり、ベッドから降りたとき… ふらついた。 バタッ 痛かった。 一人っていうのもあるが、広い部屋に響いた音が悲しかった。 「もう…あたしってば何しているのよ。」 そう云いながら手探りで机を探した。 すると、やっと見つけて立ち上がろうとするエアリアの手に、誰かが手を重ねてきた。 (誰…?) 「お前、目が見えぬのだな。可愛そうにのう。」 エアリアは男だということはわかった。 でも、気付くわけがないだろう。彼が自分の運命を左右することになろうとは……………。
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