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旦那が風呂に入ってる時に旦那の電話が鳴った。どうやらメールが着たようだ。
旦那にしては珍しい。誰からだろう。。
まぁ旦那だってメールくらいするか(笑)
その時はあまり気にしなかった。
次の日も同じくらいの時間に旦那の携帯がなった。
またメール?2日続いて同じ時間にメールとなるとちょっと気になった。
私が発病してから携帯にパケ・ホーダイを付けたりしてたのがちょっと気にはなっていたのだ。
まさかこの人が浮気?
こうなると見ずには居られないのが人間の性というもの。
私は旦那が寝静まってから恐る恐るメールを見た
昨夜と今日のメール。
差出人は『倖田』となっていた。
『この前はとても楽しかったです!またお会いできるのを楽しみにしてます!』
『來未』
なんだ?飲み屋の女性か?それとも風俗か?
『倖田來未』なんてありきたりな偽名はまさか本人ではあるまい(笑)
私と旦那は月1~2回程度向こうが誘ってきた時だけする仲だった。
旦那だって男だもの、風俗くらい行くよね~と軽く考えていたが、旦那の返信を見て私はブルーになった…
『とても髪が綺麗で肌もピチピチで何よりおっぱいがスゴくキレイだった!また指名しますね!』風俗孃に送った、ただの社交辞令とも取れるメールが私の胸を抉った。
旦那に悪気はないのだろうが、自分が乳癌になってから一番気にしている事だっただけに私とその女性を比較して出てきた言葉に見えた…
自分だって浮気もしたし、他に好きな人もいたんだから風俗で遊んだくらいで文句は言わない…言わないけど、これは私にはとても冷たく重い一撃だった。
あまり気にしないようにしようと思いながらも頭から離れなかった。
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