新ちゃん

3/6
前へ
/112ページ
次へ
『と、智子さんっ!もうヤ…バ…スっ!』 息も絶え絶えにガマンの限界を伝える彼の言葉。 起き上がると私をそのまま押し倒し、股を開いてボックリッと突き刺してきたっ! 『はぁぅっ!―』 私は思わず声が漏れた! 抗癌剤の影響で濡れにくい身体になっていたのでちょっと痛かったが、ガマンした。 『おお―いいっス!超最高ス!智子さん!』 彼は目をギラギラさせて快楽を貪っている。 次第に腰の動きが加速していき、 『と、智子さん!ヤバスっ!』 『で、デラヤバスっ!』 でらやばす?!なんのこっちゃ? 私はその言葉の方に気を取られて意味を考えた。 デラべっぴんみたいな感じでデラックスヤバい? それともハードディスクなどの単位でよく使われるギガの上のテラ? そんな事を考えているうちに彼は私のお腹の上にタップリと練乳をかけていた。 そして倒れ込むように私の上にのしかかってくるっ! 『うぅっ!し、新ちゃんっ!苦しいっ!』 潰れて死ぬかと思った(焦) 『智子しゃん‥ゼェ‥ゴ‥メン‥なさい!!っ』 彼は激しい運動ですでに息の根が止まりそうになっている―(オイオイ汗) 『大丈夫?』 『‥はいっ‥ゼェゼェ』 『ど、どう‥でした?』 どうでした?なんて聞かれても‥ねぇ? 『良かったよ(うそ)』 『でしょっ‥俺っ‥結構‥自信あるんスよ!‥ゼェ』 何の自信だよ‥(呆れ) アレか? それともテクニックが? 『俺、AVとか見て研究してっから!ハハ‥』 『…はは‥』 私はこの時引きつっていただろう。 よもやAVのようにプレイすれば女が感じると思っている人間がいようとは…(汗)呆れてモノが言えない私を見て彼は【よし!イカセタ!】と思っていたようだ。 しかし、彼の褒め上手は新宿の一流ホストに匹敵するほど心地良く、果てしなくイタい彼が何ともキモ可愛かった(笑) その後彼はまた私を褒め称え、それはホテルを出て別れるまで続いた。 身体は満足しなかったが、褒め続けられて気分は良かった。 彼はそれからも毎日のように私にラブラブメールと、ラブコールを続けた。 時折『ウザいっ!』と思ったが彼の真っ直ぐな気持ちは私を励まして癒やしてくれた。 彼がどうしても私を連れて行きたい店があるというので、旦那が泊まり出張の時にその行き着けの飲み屋に行くことになった。 そこで私は今まで味わった事のない体験をすることになる!
/112ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2532人が本棚に入れています
本棚に追加