孤独

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月日は経って… 小学校6年生になった。 あの頃から、ほとんど誰とも会話を交わさへんまま。 学校でも、気味悪がられた。 誰とも話さへんくて… いつも一人でおったから。 「アーセナル君、また一人でおるよ。」 「しかもあの目、なんか怖いんやけど……。」 ヒソヒソと話す声。 聞こえてへんと思っとるんか…。 丸聞こえやで……。 別に好きでこんな目になったわけやないし……。 ……他人なんかどうでもええけど…。 ある日。 いつも通り教室の自分の席に一人でおった時。 「アーセナル君!」 ………誰や… 頬杖をつきながら、ゆっくり声のした方に顔を向ける。 そこには、男の子がおった。 顔を見た後、また俺は顔を伏せた。  
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