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「ねぇ!僕とお友達になろうや!」
…は?
「……何やねん、おまえ」
「僕?僕は……リ、リク!リクっていうねん」
「……名前聞いとるわけちゃうし。…てか、俺はお前なんかしらん。あっち行け。」
わざとコイツを睨む。
邪魔やねん。
どいつもこいつも…。
もう誰も俺に構うなや。
どうせ裏切んねん。
信じたら、損するだけ……。
「嫌や。僕、絶対にアーセナル君とお友達になるねん!」
そう言ってアイツは、パタパタと去って行った。
…ふん。
何がお友達になる、や。
アホなんちゃう?
俺が認めんとなれへんやろ。
俺は絶対認めへん。
友達なんていらん。
友達に裏切られて、傷つくぐらいなら、友達作らんで、傷つかん方がマシや。
俺の心は、独りぼっちやった。
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