孤独

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「オギャアァァア」 「もう止めて!いい加減いつになったら泣き止むの!?双子のリュージュは大人しいのに!アーセナル、何故貴方はそんなに私を困らせるの!?」 別に俺やって困らせとったわけやない。 むしろ逆や。 毎日家事とか大変なオカンを少しでも勇気づけたかった。 凄く幼いながら、そんな事を思っとった。 それがアカンかったんよな。 「もう…私は面倒見切れない……!」 俺はオカンに捨てられたんや……。 俺なんておらん方が都合が良かったんやと思う。 オカンには、出来のいい兄貴の“リュージュ”がおるから……。  
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