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「椿さんって胸おっきいですね」
神谷千里は何気なく、柏木宗一郎に言いました。
「胸だけじゃなくて体も横におっきいと嬉しいのですが」
と続けて言おうとしたら、
「椿さんは胸を誇張しすぎです。下着の種類を変えませんと」
と宗一郎はさらっと言いました。
千里は宗一郎の言葉に、呆然となっていました。
播磨優弥が椅子に座ったまま、瞼が地球の重力と戦い始めています。
ある日の昼下がり。
店内にも窓から入る日差しのせいで、かなり温もってきています。
「ピィピィ!」
小鳥の少し大きな鳴き声に優弥は椅子から飛び起き、物凄い音をたてて床に落下しました。
「ピィピィ」
小鳥の鳴き声が笑っているようにしか聞こえない優弥でした。
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