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ガレンド喫茶。
店が出来て日が浅いので、お客さんは疎らです。
優弥と千里は顔合わせ初日に、全く噛み合わない所をみせてしまいました。
と店の扉につけられた鈴がカランコロンと鳴り、来客を告げています。
「いらっしゃ……、椿ちゃん、それ……」
何と入ってきたのは、三条椿。
でも何より京がビックリしたのは、彼女が大事そうに抱えている、一羽の小鳥でした。
「店の近くでうずくまっているのを見つけたんです。この子、怪我しているみたいで」
椿は説明しながら、少し涙目になっています。
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