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脳本「なぁ、かいな。知ってると思うけど俺は少年の脳みそだろ?」
かいな「当たり前じゃない。バカにしてんの?」
脳本「いや、そんなつもりなかったんだけど。怒ってる?怒らせたんなら謝るよ。アァァァアイムッ、ソォリッ!!」
かいな「うるさいっ!静かにしてよ、この梅干しっ!」
脳本「梅干し……脳みそにとって一番ショックな言葉だぜ……」
かいな「で、脳みそだから何?」
脳本「傷心中に話を戻してくるとは……流石だよ竜崎」
かいな「いや、意味分かんない……」
脳本「あれ?今ツッコミ所だったよ?少なくとも引く場面じゃなかったよ?まぁいいや。俺って脳みそじゃんか。だから毎日使われてしんどいなぁって。何?その程度の話であたしを使わないでって?いや、俺はお前と話がしたかったんだ」
かいな「え、キモッ!死ねば?」
脳本「そこは引いてくれてよかったよ?思いっきりストレートに罵倒浴びせてきたよこの子!すげぇ泣きたい」
かいな「で、しんどいって?そういう時はサボったら?あたしはけっこうそうしてる」
脳本「だから傷心中に本題持ってこないでくれないかな。サボる……その手があったか。しかし常習的にサボって少年を苦しめているとは、かいな……恐ろしい子っ!!」
かいな「常習的じゃないわよ、勝手に決めないでくれる?このかにみそっ!」
脳本「かにみそって……そんなこと言われたらもうお嫁に行けないわっ!」
かいな「で、相対性理論が何?」
脳本「してないしてない」
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「コラァ!少年んん!!授業中にぼーっとしやがって!今何考えてたぁ!」
「え、あ、すいません何も考えてなかったです」
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