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=( 'A`) テクテク
「バーで言ってた
一層とか下層とかって
なんのことっすか?」
=(,〇辯╋) テクテク
「地獄っつーのは
五つの層から成っててよ
悪い奴程下へ下へと
堕とされる。下に逝く程
拷問や扱いが酷くなるんだ。
人間として見られない、
毎日虫けらみてぇに
潰される…まさに地獄よ。」
=(;'A`) テクテク
「…。」
=(,〇辯╋) テクテク
「しかも、俺達は肉体を
失った魂だけの存在。
だから死ぬことは出来ねぇ。
酷い場合、何百年っていう
月日を拷問を受けながら
過ごしてる輩もいる。」
=(;'A`) テクテク
「え?…死ねない?」
) (
( 。゚苒゚。)
「魂の中には肉体と精神の情報・
生前の記憶が詰まってる。
つまり、もげたって潰されたって
また元に戻るのさ。
不便な肉体から
解放された訳だから
疲労を感じる事も眠たくなる事も
腹が減る事もねぇ。便利だろ?
だが残念な事に
痛覚だけは残っちまう。」
川 ゚ -゚)
「永久に続く拷問か…。
どれだけの苦痛か
想像もつかぬ。」
) (
( 。゚苒゚。)
「犇めき合いながら
苦しみ叫ぶ声は
俺でも耳を塞ぎたくなる程だ。
俺もよっぽどの事がねぇ限り
下層には行かねぇ。」
川 ゚ -゚)
「囚人が上層へ移る
手はあるのか?」
=(,〇辯╋) テクテク
「生前に犯した罪に
見合う償いを行えば
準々に上の層に上れる。
層によって、償い方は
それぞれだ。業務や
拷問とかな。」
=(;'A`) テクテク
「拷問は…嫌っすねぇ。」
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