第一章 始まり

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時間は、6時 「さぁ、今日も終わりね。お疲れさま~」 なんて、一人で心の中に言い聞かせる。誰とも話しをせずに今日も会社を出る。友達なんかいらないし、恋人なんとなおさらいらない。いつからだろう、こんな気持ちになったのは思い出せないくらい昔なんだわ。 今日も一人で行きつけのバーに行き一人で酔っ払い、バーテンダーにグチを言い、タクシーで帰る。そんな日々を繰り返していた私。もぅ、こんな生活が6年も続いてしまった。たまに、一人で泣いてしまう時もある。本当に寂しい女だなぁ私は…。
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