第二章 出会い

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「今日もやっと終わった~。」 中居の声が誰もいない真っ暗なオフィスに響いた。時間は、夜10時。会社に残ってるのは、オレだけ…。寂しすぎる。 こうなったら、会社の中を探検してみよう。なんで探検しようと思ったかは、自分でもわからない。何故だか、探検したくなってしまった。 懐中電灯片手に会社の中を回って歩いてみる。今まで入った事のない場所、上司の机の中、村田の机の中、女子トイレ、一人ではしゃいでいた。 すると、会社の中を歩いていたら誰もいないはずのオフィスから灯りが見えた。 「あのオフィスは、営業部だ。」 普段は、まったく縁のない場所だから部屋の中を見たこともない。 「ちょっと覗いてみようかな。」 また、変な好奇心がオレの中を巡り部屋を覗いて見た。 するとそこに、一人の女性が机の上のパソコンにむかい仕事をしていた…。
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