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そんな時、あたしは足を痛めてしまった。捻挫だった。
仕方なく保健室に行くと、先輩がいた。
涙を流しながら、窓を見つめていた。
涙の理由は今も分からないけれど、あたしはその時先輩にまた恋してしまった。
叶うはずのない恋を…―。
それからあたしは保健室に通い、先輩といろいろ話している内に先輩が宮永先生の事をすきな事がわかった。
だけど、あたしは諦めない。
今もこれからもずっと先輩の元へ行く。
そう決めたんだ。
だからあたしは今も叶うはずのない恋をしている。
「椎名さん?」
宮永先生が話しかてきた。
やばい、思い出に浸りすぎてボーッとしてた。
「はい」
「あのね、先生、少し保健室空けるね。少し休んでていいからね。輝はちゃんと授業に出ること!」
「あ…はい」
「へーい」
「じゃぁね」
宮永先生は出ていった。
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