想い

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「あら、大丈夫?顔色も少し悪いわね。椎名さんは少し休んでいきなさい。でも…風間くんはダメよ。元気なんだからちゃんと授業うける!!」 「なんだよ…。香織…先生みたいな事言うなよ」 「先生なんです!てゆうか学校では宮永先生って呼びなさい!」 「なんで?俺ら幼なじみじゃん」 「…そうだけど~」 先輩と先生は幼なじみ。 家がご近所さんで小さい頃から先生が先輩のお母さん代わりだったんだって。 「じゃ、俺はこれからも香織って呼ぶな」 「はぁ~…仕方ないなー。もう、風間くんは子供なんだから!」 「はぁ?俺のどこが子供なんだよ?」 「頑固なとことかーわがままなとことか?」 「それは香織だって一緒だろ!」 先輩と先生は楽しそうに話している。 ――頭、痛い。
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