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―2年後―
オレは絵描きと
2度目の冬を過ごす
すると絵描きは
「そうだ!?
名前決めてなかったな」と
オレは毎日楽しむことで
頭がいっぱいだった
「どんな名前がいいかな?」
「かっこいいのか?」
「それとも可愛いのか?」
「う~ん悩むな」
絵描きは
ずっとオレを見て考えている
「そうだ!?」
「俺(絵描き)と
君(黒猫)が出会った日が
最高の夜だったってことで
こんなのはどうだ?」
絵描きはスケッチブックに何やら
書き始めた
…サラサラサラ…
絵描きは書き終わり
オレに見せた
スケッチブックにはアルファベットで
[Holy Night]ホーリーナイト
聖なる夜
と書かれていた
ホーリーナイトか~
かっこいいとオレは思った
オレは嬉しそうに首を
縦に何度も振った
絵描きは
「今日から君の名は聖なる夜
ホーリーナイトだ」と言った
オレは嬉しくて部屋中
走り回った
絵描きはオレを捕まえようと
必死に追いかけた
それから次の日には絵描きは
オレのことを描き続けた
描き続けるとスケッチブックは
ほとんど黒尽くめになった
オレの様々な私生活を絵描きは
スケッチブックに描いていった
本当に黒ばっかりだった
オレは初めての友達にずっと
くっついていた
だが…
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