第4章~黒猫へのプレゼント~

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―2年後― オレは絵描きと 2度目の冬を過ごす すると絵描きは 「そうだ!? 名前決めてなかったな」と オレは毎日楽しむことで 頭がいっぱいだった 「どんな名前がいいかな?」 「かっこいいのか?」 「それとも可愛いのか?」 「う~ん悩むな」 絵描きは ずっとオレを見て考えている 「そうだ!?」 「俺(絵描き)と 君(黒猫)が出会った日が 最高の夜だったってことで こんなのはどうだ?」 絵描きはスケッチブックに何やら 書き始めた …サラサラサラ… 絵描きは書き終わり オレに見せた スケッチブックにはアルファベットで [Holy Night]ホーリーナイト 聖なる夜 と書かれていた ホーリーナイトか~ かっこいいとオレは思った オレは嬉しそうに首を 縦に何度も振った 絵描きは 「今日から君の名は聖なる夜 ホーリーナイトだ」と言った オレは嬉しくて部屋中 走り回った 絵描きはオレを捕まえようと 必死に追いかけた それから次の日には絵描きは オレのことを描き続けた 描き続けるとスケッチブックは ほとんど黒尽くめになった オレの様々な私生活を絵描きは スケッチブックに描いていった 本当に黒ばっかりだった オレは初めての友達にずっと くっついていた だが…  
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