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闇に溶けるような黒い体に
石が投げられた
近所の子供達だった
「こっちに来るな!不幸が移る」
「お前みたいな猫どっかに行っちまえ!」
と言われ続けていた
なぜこんなことを言われるのか
毛が真っ黒瞳が左右色が違い
子供達には
[悪魔の使者]に見えるらしい
孤独つまり一人は慣れていた
むしろ一人のほうがいいと
望んでいた
誰かを思いやる事なんて
煩わしくバカバカしいと思えた
一人のほうが楽だし
自分勝手に生きていける
最高だった
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