第3章~幸せな日々(オリジナル)~

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それからオレはふと目が覚めた オレは小さな毛布の中で寝てた どうやら手作りの布団らしい とても温かく 優しさを感じた 「ここはどこだろう?」 オレは布団から出て辺りを見回す 壁には絵が何枚も飾ってある 机には自分で描いたような絵が 無造作にちらかっている 部屋全体からは 少し湿ったような臭いがする オレは興味津々に歩き回った すると台所らしきとこから ガシャーンと音がする オレは駆け足で 音のするほうへ行った そこにはあの絵描きが 転んで皿を割っていた 絵描きはこちらに気付いた 「おっ!?気がついたか」 絵描きが向かってくる オレは威嚇をした すると絵描きは 小皿をオレの目の前に置いた 「?」 「腹減っただろ」 と言ってミルクを小皿にそそいだ オレは目の前のミルクに 腹が「グゥ~」と鳴った おそるおそるミルクに 「ピチョン」と舌をつける  
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