10章

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龍之介は優花を連れて旅館へと向かった そこには優花の叔父、祖父、祖母がいた 女将「どうぞ、お座敷におあがりください」 女将さんに案内され、座敷へと入った ――――――――――――――― 優花「…龍之介さんから聞きました、私は叔父さんが思ってるようなふうに思ってません」 叔父「何を言ってるんだ」 優花「私はこの旅館で働きながらだって遊んできました、叔父さんは私のことをかわいそうとかに思ってるみたいですけど、私は今の生活に満足してます、毎日が楽しいです…私はここにいたいんです」 叔父「しかしだな…」 優花「叔父さんには今まで育てていただいて感謝してもしきれません、叔父さんの言うことに従うのが道理かもしれません………だけど……お願いです、私から今の生活を奪わないで下さい」 優花は涙を溜めながらそう言った
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